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RDF・セマンティックWeb上でのオントロジーの記述言語

RDF・セマンティックWeb上でのオントロジーの記述言語

セマンティックWebの構成要素を並べたレイヤーケーキの中でも、RDFより上位のレイヤーは、XML形式でリンクトデータを表現するために用いられる形式言語であるため、レイヤーケーキの中でも重要な構成要素という事ができます。その意味ではセマンティックWebの中核とも言えるRDFについて、以下、解説を致します。

 

RDF

RDF(Resource Description Framework)は、XML形式でリンクトデータを表現するための形式言語であり、セマンティックWebのレイヤーケーキの中でも重要な構成要素と言えます。

RDFはリンクトデータと同じく、以下のようにTripleの構造で表現されます。

  • 主語(Subject):主語のリソース(概念)をURIで記述
  • 述語(Predicate):主語と目的語のリソース(概念)間の関係を表す、プロパティをURIで記述
  • 目的語(Object):主語に対応した目的語のリソース(概念)をURI、またはリテラル値(文字列、数値等)で記述

RDFではリソース(概念)間の関係をTripleの形式で表現するため、RDFはリンクトデータのセマンティックWeb上での記述言語です。RDFはXMLを土台にしている形式言語なので、以降、XML上でRDFを記述する方法について解説を進めます。

 

RDF/XML

XML上でRDFを記述する方法に関して解説を進めて参ります。まずは、「門前仲町の略称はモンナカである」という文章をリンクトデータとして表現してみます。以下では、話をわかりやすくするため、リソースを表現するのにURIは用いず、リソース名をそのまま使用します。

次に、上の図のリソース(この場合、「S:門前仲町」と「P:略称」)をURIで表したリンクトデータは以下のようになります。

  • 主語(Subject)は「門前仲町」を表すURI:https://www.wikidata.org/wiki/Q11654956
  • 述語(Predicate)は「略称」を表すURI:dcterms:alternative
  • 目的語(Object)は「モンナカ」というリテラル値(文字列)

 

上記のURIで表現されたリンクトデータを、XML上で記述を行ったものが以下です。このようにして、RDFはXML上でリンクトデータを記述できます。

 

RDFの弱点

上述の通り、RDFはXML上でリンクトデータを記述できますが、以下のような点に関して課題点がございます。

  • リンクトデータ(Triple)の構造が曖昧になる(どれが主語、目的語なのか等の解釈が難しい場合がある)
  • プロパティ(述語)の解釈が明確化されないため、個人の主観によってリンクトデータの解釈が異なる場合がある

これらの問題点を補強するために、RDFS(RDF Scheme)が用いられます。RDFSに関しては別途説明をさせて頂きます。

 

まとめ

RDFは、XMLをベースにしたリンクトデータの記述言語であるため、セマンティックWebのレイヤーケーキにおいても非常に重要な構成要素とです。RDFにより、オントロジーをWeb上に表現でき、従来のWebを拡張したセマンティックWebを実現する事ができます。

ただし、RDF単体では厳密にオントロジーを表現するには弱い部分があり、また概念間の関係性の推論等までは出来ないため、レイヤーケーキの上位の構成要素のRDFSや、OWLが合わせて用いられます。それらの構成要素、及びオントロジーの推論に関する内容は別途解説させて頂きます。